ERARTA: Музей и галереи современного искусства. (ERARTA: 現代美術館&ギャラリー)

ペテルブルクのスポット、今日はここ!
ERARTA: Музей и галереи современного искусства. (ERARTA: 現代美術館&ギャラリー)

http://www.erarta.com/
ERARTA
最寄りメトロ:ワシリレオストロフスカヤ(Василеостровская、ワシリエフスキイ島駅)
*但し、ここから徒歩はきついので、駅からバスかトロリーバスに乗ったほうがいい。

NPOの美術館。公式オープンは2010年9月ということで、比較的新しい美術館になる。建物内にはギャラリー、ホール(的なもの)、本屋、カフェなどが含まれている。各種イベントも多く開催され、芸術家の支援・育成など、芸術振興活動を積極的に行っているようだ。
新しいだけあって、ペテルブルクの「美術館」としては他に類をみない現代的な内装・施設で(クロークルームで手荷物やコートを預けるのではなくロッカー)、ラ、ラグジュアリー(現代的な感じで)。しかも、でかくてひろい。展示数もかなり多く、見応えは十分。
ただ、一方で、「美術館」というより「巨大なギャラリー」という印象が強く残った。穿った見方で的外れかもしれないが、戦略的に、まずは手広く(比較的あまり知られていない作家の)作品を蒐集し、自分たちの活動を通してブランド力を高めながらそれら作品をプロデュースし、その価値(=資産)を高めていくことを狙っているというような(実際、ロンドン、ニューヨーク、チューリヒに画廊を構えている)。そうであるが故に、HPで見られる作家たちの作品を観てもらっても、「現代美術の文脈」で作品を観る人にとっては、「退屈」と映るのではないだろうか(そういうの、僕はあまりわからないけど)。
もっとも、実際の作品の中には、HPの画像では伝わらない迫力のあるものもあるし、個人的には気にいった作家・作品はいくつかあった。つまりは玉石混淆であるが故に、むしろ、観る者が試される「美術館」であるような気がする。
モスクワほど器用に「現代美術」に接続できない、ペテルブルクのプライドの高さと、そしてある種の「意地」のようなものを、この街びいきの僕は勝手に感じ取っている。運営者サイドが、その作品の力を信じていることを信じながら。


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