Фотодепартамент[Fotodepartament, フォトデパルタメント]

ペテルブルクのスポット【番外編(?)】
Фотодепартамент[Fotodepartament, フォトデパルタメント](Photo Department / フォト・デパートメント)

photoデパ
http://fotodepartament.ru/?lang=en
最寄りメトロ:Гостиный двор[Gostinyi dvor, ゴスチヌイ・ドゥヴォール]

本誌創刊準備号の「現代ロシア写真:生の声」でも紹介したフォト・デパートメントです。英語バージョンのリンクを貼っといたところで、今日はまず営業です。
ここのオンライン・ショップでは本が買えます。
http://shop.fotodepartament.ru/
但し、残念ながらオンライン・ショップのサイトはロシア語しか対応していません・・・注文時の個人情報の必須記入事項欄に「父称」(ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンとかいうときの、真ん中の部分)が含まれるという徹底ぶりです。というか、たんに商売っ気がなくてガサツなだけだと思いますが。
品揃えは、おそらくモスクワの書店に比べておとるでしょうし、ロシア語書籍と輸入物書籍が半々くらい割合で扱われているので、ロシア関係者にとってもあまり妙味がないかもしれません。ただ、少し古めの書籍や、ペテルブルクのほうが手に入れやすいものがあったり、あるいは単純に少し価格と送料が安いとか、利点もあると思うので気が向いたら使ってやってください。

本誌でも紹介したように、フォト・デパートメントは、ペテルブルクにおいて(現代)写真文化の育成・普及に尽力しているNPO団体。とはいえ、それほど大袈裟な施設はなくて、小さな書籍売場と小さな展示室、そして2階にあるらしい小さなレクチャー・ルームで構成されている。HPの充実具合からして、もっと大きな組織を想像していたので、こぢんまりとしたその店構えにはちょっと驚いた。ただ、裏を返せばそれは、この団体の構成メンバーの意識の高さのあらわれだといえよう(「父称」は記入必須事項だけど)。

NPO団体なので寄付も募っている。HPから寄付できる方法は、яндекс.деньгиという、日本でいうyahoo!のようなポータルサイトが運営する電子マネーでの送金のみ。яндекс.деньгиへの入金は日本にいるとなかなか煩雑なので、その代わりに本を買ってやってください。

追記:
立地自体は街の中心部で悪くないのだが、小さな施設なので「何だあれ、おもしろそー、ちょっと寄ってみようか」みたいな場所にはない。旅行ガイド的な役割も担いたいので少し記しておこう。
最寄りメトロとして記したゴスチヌイ・ドゥヴォールから、ネフスキイに沿ってフォンタンカの方へ向かう。そのとき左側を歩いてもらって、フォンタンカにかかっているアニチコフ橋をわたり、橋をわたり終えるところの信号を横断して、すぐ左に折れる。ちょうど左手にフォンタンカを眺めながら、少し北上するかたちになるわけだが、右手に出てくる最初の中庭への入口から入って進むと、すぐまた左手に次の中庭へ進む道があるので、そっちに進んで到着。
ただし、最初の中庭へ入る口の門が閉まっていることがある。その場合、住人が出入りするのを待つか、電話して開けてもらうかしてほしい(以前は門をあけるためのコードがHPに記されていたんだが・・・)。(Y)

 

 


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