【Художественный (Khudozhestvennyi)】映画館紹介第四弾

【映画館紹介】その4

Художественный (Khudozhestvennyi)
Москва, Арбатская площадь, д. 14 (Moscow, Arbatskaya proshchad’, d.14)
http://arbat-moskino.ru/

Художественный (Khudozhestvennyi)
最寄りのメトロ:アルバーツカヤから徒歩すぐ。
ロシアを訪れる人で、アルバート通りへ足をのばさない人はまずまれでしょう。この映画館はメトロ駅アルバーツカヤからすぐの、新旧アルバート通りを臨むところに位置しており、アルバート通りを訪れた人なら必ず気づくはずです。実際この建物に見覚えのある方も多いのではないでしょうか。しかしこの建物はなんと、1909年にオープンし、文豪レフ・トルストイも訪れたことがある、今でも現役という世界でも有数の歴史を持つ映画館です。

館内にはオープン当初から20世紀前半期の写真も飾られています
(HP http://arbat-moskino.ru/index.php/История-кинотеатра.html からも見られます)。
新作映画館ではありますが、各種映画祭、レトロスペクティヴ、プレミア上映の会場となることが多く、様々な映画をみることができます。チケットの値段はかなり安めで(土日の夜でも200ルーブル程度)、ホールは大、小、青、緑、金の5つがあります。このようにホールに色の名前をつけるのはソ連時代の旧習で、ロシア以外の旧ソ連諸国の映画館でも窺うこともできます。タイムテーブルをみると、Золотой Зал(黄金のホール)の土日の早い回のアニメ上映で0ルーブルとなっている回があります。これは、映画館が子供のために無料で公開しているもので、他のいくつかの映画館でも同様のサービスを行っています。ロシアは子供を大事にする国とよく言われますが、日本では決してないこうしたサービスを目の当たりにすると(図書館では映画を上映することもありますが)、文化を育む土壌の違いを考えさせられずにはいられません。
私がまだロシアの映画館事情をよく把握していなかった頃、日本ではみられない希少なソ連時代のアニメが無料で公開しているのを見つけ、勇んで出かけて行ったことがありました。ホールに入ってみると小さい子を連れたお母さんがいっぱいで、すぐさま無料上映の意図を理解しました。しかし引き返すのもばつが悪く、覚悟を決めて着席すると、アニメに夢中になって居心地の悪さなどすぐに忘れ、ロシアの子供と一緒に楽しむことができました。これもまた映画館ならではの体験です。
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