ロシア演劇界タイムライン(2022年2月24日-)21ヶ月目

凡例

タイムラインはテアトル誌を踏襲し、時系列を遡る形で記している(新しい情報が上)。

訳者による割注は〔〕で記している。

戯曲、小説、上演等の作品タイトルは内容を確認できていない場合、仮置きの日本語訳を記している。

人名におけるアクセントの音引きは、基本的には表記しない。

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ロシア演劇界タイムライン(2022年2月24日-)21ヶ月目

Театр.誌原文(21ヶ月目)

(翻訳:伊藤愉)

▶︎公開:2024年5月1日3:50
▶︎更新:


2月24日、テアトル誌はウクライナ領の状況に関連するタイムラインの記録を開始した。

*Roscomnadzor(ロシア連邦通信・IT・マスメディア監督庁、Federal Service for Supervision of Communications, Information Technology and Mass Media)はロシア軍によるウクライナ各都市への砲撃やウクライナ民間人の犠牲関する情報、および進行中の作戦を攻撃・侵略・宣戦布告と呼ぶ資料は現実に即していないとみなしている。


編集部は週ごとのタイムラインを月ごとのタイムラインに切り替えることに決めた。だが、私たちは近いうちにこうしたタイムラインを公開する必要がまったくなくなることを望んでおり、それを信じている。


11月25日

15:00.
5月以降、留置所に収監されている演出家ジェニャ・ベルコヴィチは、作家、人権擁護活動家である祖母ニーナ・カテルリの葬儀に出席するため警護付きでペテルブルグに移送された。「彼女は火葬場に連れていかれ、近親者のみ入れる別れの間に通されたが、母親と抱擁することは許されなかった。直前まで彼女が移送されるかどうかは不明だった」とRBC紙はベルコヴィチの弁護士クセニヤ・カルピンスカヤの言葉を引いている。
89歳のニーナ・カテルリは11月20日に亡くなった。俳優、作家、社会活動家らが書簡でオンブズマンのタチヤナ・モスカリコヴァに働きかけていた。「スヴェトラナ・ペトリイチュクとジェニャ・ベルコヴィチの拘束期間が変更されるようご助力をお願いします。せめて彼女が祖母を埋葬することができるように」。
演出家のジェニャ・ベルコヴィチと劇作家のスヴェトラナ・ペトリイチュクは2023年5月に逮捕され、拘束期間はすでに3回延長されている。彼女らは留置所に2024年1月10日まで拘置されることになっている。刑法205条2項「テロ活動実施への公的な呼びかけ、テロリズムの公的な正当化、もしくはテロリズムのプロパガンダ」での立件。拘束の理由となったのは、ネットで急進的イスラム主義者たちと知り合い、シリアにいる彼らのところに向かう女性たちの物語であるスヴェトラナ・ペトリイチュクのドキュメンタリー的戯曲に基づいたベルコヴィチの作品『美しき鷹フィニスト』である。『美しき鷹フィニスト』は2020年に初演され、ゴールデン・マスク賞2022で最優秀衣装デザイン賞と最優秀劇作家賞を受賞している。


11月24日

13:00.
ミハイル・ブィチコフ解任に対する抵抗として、劇場を代表する3人の俳優 — ナタリヤ・シェフチェンコ、タチヤナ・バベンコヴァ、ヤナ・クジナ — がヴォロネジ・カーメルヌイ劇場を離脱した。


11月23日

12:00
ヴォロネジ・カーメルヌイ劇場の劇団員たちはミハイル・ブィチコフを芸術監督の地位に戻すことを要請する公開書簡をSNS上で公表。同日、同地域の文化大臣マリヤ・マズルと劇団員たちの会合が実施され、同文化大臣は劇団員に「雇用者の要請に基づく」ように忠告していた。


11月21日

17:00.
ヴォロネジ・カーメルヌイ劇場の創設者、常任芸術監督で演出家のミハイル・ブィチコフが同地の文化省の決定で職を解かれる。



11月20日

19:20.
ペテルブルグのヴァシリエフスキー劇場〔Театр на Васильевском〕が劇作家アシャ・ヴォロシナの脚色に基づく作品を中止に。
ヴォロシナ脚色の『死せる魂』はすでに2019年にヴァシリエフスキー劇場のレパートリーになっていた。ここ最近では、11月29日、12月20日、1月23日に上演される予定だった。しかし、同作品は愛国主義的なテレグラム・チャンネルに注目され、すべての上演は中となり、作品のページは劇場サイトから削除された。
ヴァシリエフスキー劇場の副支配人であるアッラ・ユヂナはポータル・サイトのOnline47に次のように語った。「気にしてくださっている観客の皆さんに感謝します。散文テキストの翻案に関する彼女との契約を締結した2018年以降、劇場はヴォロシナといかなる関係も持っていません。同作の初演は2019年の春でした。彼女は印税を受け取っていません。彼女の人生における激変を私たちはフォローしていません。11月29日に同作の上演はありません。購入済みのチケットで観客の皆さんは別の作品を観ることができます」。

19:15.
振付家で俳優のポリナ・メニシフは、ロケット〔ミサイル〕軍と大砲の日にちなんでロシア軍の前でパフォーマンスを行なうためドンバスを訪れ、ロケット弾攻撃によって死亡した。享年51歳で、ドンバスには幾度か訪れていた。振付家の死亡に関する情報は、彼女が参加していたペテルブルグの劇場「ポータル」のSNSで発表された。一連のメディアは、メニシフはクマチョボ地区の文化会館でパフォーマンス中のまさにその時に亡くなったと報じている。

16:44.
演出家、俳優、作家、社会活動家らがスヴェトラナ・ペトリイチュクとジェニャ・ベルコヴィチの拘束期間変更の請願書をオンブズマンのタチヤナ・モスカリコヴァに提出。書面は「ノーヴァヤ・ガゼータ」紙が公開した。公開のきっかけとなったのは、ジェニャ・ベルコヴィチの祖母である、作家ニーナ・カテルリが亡くなったため。書簡のテキストを下に引用する。
「親愛なるタチヤナ・ニコラエヴナ〔・モスカリコヴァ〕!
11月20日、著名な作家、人権擁護活動家のニーナ・セミョノヴナ・カテルリが90歳で亡くなりました。作品『美しい鷹フィニスト』の上演における「テロリズムの正当化」の罪でモスクワの第6留置所に収監されている演出家ジェニャ・ベルコヴィチの祖母です。この「事件」では戯曲『美しい鷹フィニスト』の作者であるスヴェトラナ・ペトリイチュクも関わっています。ベルコヴィチが拘置延長の審理の際にいつも話していたことが起こってしまったのです。彼女は裁判所に拘束期間の変更を願っていました。彼女は祖母二人と養女二人を扶養しているのです。
タチヤナ・ニコラエヴナ! どうか慈悲の心を願います。スヴェトラナ・ペトリイチュクとジェニャ・ベルコヴィチの拘束期間が変更されるようご助力をお願いします。せめて彼女が祖母を埋葬することができるように」。
書簡に署名しているのは、エヴゲニー・レヂコ、エヴゲニー・ミロノフ、チュルパン・ハマトヴァ、ドミトリー・ムラトフ*、クセニヤ・ラッポポルト、カテリナ・ゴルデェエヴァ*、ドミトリー・クルィモフ、マクシム・スハノフ、グゼリ・ヤヒナ、ダニラ・コズロフスキー、リュドミラ・ウリツカヤ、ベニアミン・スメホフ、マリエッタ・ツィガリ=ポリシュク、ニコライ・ソロドニコフ、チモフェイ・トリブンツェフ、イヴァン・ウルガント、イリナ・ヤシナ、アレクサンドル・ソクーロフ、マリナ・メリヤ、コンスタンチン・ライキン、ユリヤ・ペレシリド、アンドレイ・スミルノフ、ガリナ・アクショノヴァ。

*ロシア法務省によって外国エージェントにリストアップ。


11月19日

22:20.
12月1日、ベルリンのBallhouse Prinzenalleeでアルトゥル・ソロモノフの戯曲『我々はいかにヨシフ・ヴァサリオノヴィチを葬ったか』の朗読上演が行なわれる。スターリン役はマクシム・スハノフが、省庁の女性役はタチヤナ・ラザレヴァ*が、レーニン役はアレクサンドル・デリフィノフが務める。同上演には、俳優のスヴェトラナ・マムレシェヴァ、エゴル・マトヴェエフ、イリヤ・キポレンコ、アレクセイ・ミロノフ、ヴラジスラフ・コヴァレンコも参加する。
戯曲『我々はいかにヨシフ・ヴァサリオノヴィチを葬ったか』は、演劇批評家、サ作家、劇作家のアルトゥル・ソロモノフが2019年のはじめに書き、2022年2月にテアトル・ドクで上演された。舞台は現代のロシア。ある劇場でスターリンに関する大胆な演出が計画されている。しかしロシア連邦の大統領が介入してくる。そして、配役も済み、舞台美術も作られ、初演の日にちも決定、とすでに準備が完了していたにもかかわらず、大統領の「皮肉と怒りに満ちた」コメントのあと、作品は過去と現在の二人の支配者の気にいるよう改作されていく。
戯曲は数ヶ国語に翻訳され、リガ、テルアビブなど国外では幾度となく朗読されている。ベルリンではスターリン没後70年となる日の前日、2023年3月4日に演出家のフィリップ・グリゴリアンが戯曲の翻案を朗読上演した。上演にはマクシム・スハノフとアレクサンドル・デリフィノフも参加した。

*ロシア法務省によって外国エージェントにリストアップ。


11月14日

9:37.
朗読劇プロジェクト「リュビモフカのこだまー2023」がトビリシで11月18日と25日、および12月3日に実施される。プログラムのキュレーターを務めるのは俳優・演出家のニキータ・シェチニンとアレクサンドル・クドリャショフである。
11月18日はバーAxiomで「リュビモフカ2023」のショートリストから三篇の戯曲が上演される。17時からエカテリナ・ズラトルンスカヤ作(モスクワ)『私がアンドレイだった頃』、19時からクセニヤ・サヴェリエヴァとナスタシヤ・フョドロヴァ作(サンクトペテルブルグ)『Vepsleižed akad puhundas eloks(ヴェプス人の女性たち、人生へのおまじない〔”Вепсские женщины в заговоре на жизнь〕)』、21時からダリヤ・スリュサレンコ作(アルマトゥイ)『洪水〔Большая вода〕』。

11月25日にもトビリシでフリンジ・プログラムから三つのテキストの朗読がある。12月3日のプログラムは追って公表される。
それぞれの朗読上演の後には、劇作家、演出家、俳優らが参加する恒例のディスカッションが実施される。朗読上演は入場無料。

11月4日にヘルシンキの青年センターNarriでも「リュビモフカ」の戯曲の朗読が行なわれた。作品はナタリヤ・リゾルキナの『ワーニャは生きている』、マルガリータ・Сの『9月21日夜、性的パートナーの探求』、イリーナ・セレブリャコヴァとマーシャ・デニソヴァの『暗闇の女性たち』。戯曲に関するディスカッションの司会は劇作家のミハイル・ドゥルネンコフが務めた。朗読には「アート・マスター」劇場の俳優たちが参加した。


11月09日

00:15.
ロシア国立舞台芸術大学(ГИТИС)のサイトからユーリー・ブトゥーソフとドミトリー・クルィモフのページが削除される。以前は、演出家学部の5年次には「エヴゲニー・カメンコヴィチとドミトリー・クルィモフのクラス」が両教師のポートレートとともに掲載され、4年次にはユーリー・ブトゥーソフのクラスが、「演出家学部卒業クラス」として掲載され、サムネイルに上演中の写真が用いられていた。さらに10月28日の時点では、ロシア国立舞台芸術大学のSNS上で「ユーリー・ブトゥーソフのクラスが中国の劇場に立つ」というニュースが発表されていた。

Скриншот страницы режиссёрского факультета на сайте ГИТИСа © gitis.net


11月05日

10:35.
リャザン州立音楽劇場は演出家でバレエ・マイスターのアレクサンドル・サプルノフが「特別軍事作戦中に英雄的な死を遂げた」と発表した。
アレクサンドル・サプルノフは1986年生まれ。オルロフスキー国立文化大学を卒業。リャザン音楽劇場では演出家として、ミュージカルでは『深紅の帆』、『十二の椅子』、『おやゆび姫の冒険』、オペレッタでは『メリー・ウィドウ〔Весёлая вдова〕』、『ジプシー男爵』、『イタリア人たちとの夜会〔シュフルリ氏はご在宅〕』、オペラでは『デーモン』と『エヴゲニー・オネーギン』を上演し、劇場の主任バレエ・マイスターだった。


10月31日

16:15.
11月1日から14日、ドネツク共和国アカデミー青年劇場はマケエフカ市〔ドネツク〕から「グランド・ツアー」でクリミア(ヤルタとシムフェロポリ)、ロストフ・ナ・ドヌー、マイコープ、ノヴォロシスクを訪れる。同連邦プログラムはすでに、ドンバス・オペラ劇場やマリウポリ・ドラマ劇場のクリミア・ツアーを助成している。ドネツク共和国アカデミー青年劇場がこの2週間での上演を予定している作品はモスクワやペテルブルグの各フェスティバルなどを訪れている。作品はレスコフの小説を原作とした『左利き』、ウルリッヒ・フーブの戯曲に基づく『8時に箱舟で』、サリンジャーの小説に基づく『ライ麦畑でつかまえて』、エカテリナ・グジョマの戯曲『父に関する真実のすべて』に基づく『たまさかの人』。グジョマは彼女の同意なしにテキストが用いられていると主張している。


10月26日

12:00.
ロマン・フェオドリがクラスノヤルスク青年観客劇場の芸術監督の座を離れる。劇場HPで公表された。
この前日、地方立法会議議員のエレーナ・ペンジナは自身のテレグラム・チャンネルでロマン・フェオドリの解任を発表し、クラスノヤルスク地方の文化大臣アルカジー・ジノフに対してその「原則的な立場」に謝意を述べた。10月24日、彼女は同演出家〔ロマン・フェオドリ〕がテルアビブで上演したアルトゥル・ソロモノフの戯曲『我々はいかにヨシフ・ヴァサリオノヴィチを葬ったか』の朗読劇に言及していた。同作品にはアナトリー・ベールイとミハイル・シャーツ(両者ともにロシア国内で外国エージェントに指定されている)が参加していた。同議員は、今年クラスノヤルスク青年観客劇場では、現代の劇作と演出に関するラボラトリや第5回青年観客劇場フェスティバル「世界の言語〔«Язык мира»〕」などの企画に直接関わっているものの、フェオドリがすでに長らく外国に住み、劇場で働いていないことを指摘した。
クラスノヤルスク青年観客劇場は劇場支配人ナタリヤ・コチョラシヴィリの指揮のもとその活動を続けている。


10月25日

16:15.
モスクワ市裁判所で、演出家ジェーニャ・ベルコヴィチと劇作家スヴェトラナ・ペトリイチュクの身柄拘束を2023年11月4日まで延長したモスクワのハモヴニチェスキー裁判所の判決に対する控訴審が行なわれた。モスクワ市裁判所のアナスタシヤ・ルィジョヴァ判事はハモヴニチェスキー裁判所の判決を変更なしとした。
ベルコヴィチとペトリイチュクの弁護士団は、取り調べにおいて引延ばしの事実が確認できること(とりわけこの5ヶ月の間に取調官は8人の女優を取り調べることもできなかった)、彼らによって提出された資料の数は弁護側の資料よりもはるかに少ないことに目を向けるよう裁判所に主張した。
ジェーニャ・ベルコヴィチは法廷で次のように述べた。「ほぼ半年間、私たちは拘束され続けています。これは残酷な罰です。問題はこれが残酷ということにあるのではなく、完全に無意味な残酷さであり、誰にも求められていないものだということです。取り調べという点でも無意味だということを、私たちは事件資料から確信しています。私たちの「込み入った犯罪」を審理するために、私たちが投獄されている必要はないのです。私たちに対していかなる取り調べも行なわれなかったし、いまも行なわれていないのですから。(中略)もし私が拘置されていることが、何らかの脅しの手法なのだとすれば、誰を脅しているのか不明瞭です。(中略)もしこれが社会のある一部に対する、ロシア社会か、非ロシア社会か、あるいは演劇界かの一部に対する脅しなのだとすれば、どうか信じてください、6ヶ月の間に怯え、失望し得た人たちは、すでに怯え、失望しているのです(中略)。でも私はそうしたことを言いたいわけではないのです。そういったものは社会全体を恐怖におとしめるためにある限定的な人々を苦しめることであり、それはまさに、205条で正当化されたり喧伝したりすることを禁じられているものの手法、テロリストたちの手法なのですから」。
スヴェトラナ・ペトリイチュクは次のように発言した。「5年前に称賛され、授賞もされた作品ですが、その5年後にそれを理由として、本当に驚くべきことですが、私は逮捕されました。私たちがここにいることで何かが変わるのでしょうか。(中略)私は、尊敬する裁判所が、私が「犯罪行為に関わり続けうる」と読み上げた際に、私を信じるのではなく、形式的なロジックを信じて欲しいのです。この戯曲が書かれたのは5年前であり、なぜ私がそれをもう一度書くということになるのでしょうか? この芝居がひそかに再演されるということでしょうか?……」
5月4日、ベルコヴィチとペトリイチュクは拘束された。刑法205条2項「テロ活動実施への公的な呼びかけ、テロリズムの公的な正当化、もしくはテロリズムのプロパガンダ」での立件。5月5日、ベルコヴィチとペトリイチュクの身柄拘束処分に関しての審理が行なわれ、両者は2ヶ月間、7月4日までの勾留となった。この期間はすでに2度延長されている。
拘束の理由となったのは、ネットで急進的イスラム主義者たちと知り合い、シリアにいる彼らのところに向かう女性たちの物語であるスヴェトラナ・ペトリイチュクのドキュメンタリー的戯曲に基づいたベルコヴィチの作品『美しき鷹フィニスト』である。『美しき鷹フィニスト』は2020年に初演され、ゴールデン・マスク賞2022で最優秀衣装デザイン賞と最優秀劇作家賞を受賞している。



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