ロシア演劇界タイムライン(2022年2月24日-)第13週

凡例

タイムラインはテアトル誌を踏襲し、時系列を遡る形で記している(新しい情報が上)。

訳者による割注は〔〕で記している。

人名におけるアクセントの音引きは、基本的には表記しない。

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ロシア演劇界タイムライン(2022年2月24日-)第13週

Театр.誌原文(第13週)

(翻訳:守山真利恵、伊藤愉)

▶︎公開:6月21日13:00
▶︎更新:


2月24日、テアトル誌はウクライナ領の状況に関連するタイムラインの記録を開始した。

*Roscomnadzor(ロシア連邦通信・IT・マスメディア監督庁、Federal Service for Supervision of Communications, Information Technology and Mass Media)はロシア軍によるウクライナ各都市への砲撃やウクライナ民間人の犠牲関する情報、および進行中の作戦を攻撃・侵略・宣戦布告と呼ぶ資料は現実に即していないとみなしている。



5月23日

15.37.
〔ロシア〕文化大臣オリガ・リュビモヴァはヴァフタンゴフ劇場のメンバーたちとの会合で、近い将来に劇団内での人事異動はないと述べた。彼女は、文化省内ではヴァフタンゴフ劇場芸術監督の候補者はいないことを認めた。オリガ・リュビモヴァはまたリマス・トゥミナスの作品はレパートリー に残ると述べている。
『モスコフスキー・コムソモレツ』紙の情報によると、劇団の俳優たちは前芸術監督の擁護を表明しており、とりわけセルゲイ・マコヴェツキーは次のように述べたという。「リマスを知っていたら、重要なのは、彼が何をテーマに芝居を上演していたか、彼がファシズムを擁護するなどあり得ないということだ。私はこの方針を信じない。これは煽動だ。どうやってこれを信じろというんだ。彼は反ロシア的なことは一言も発していない。芸術監督というのは役職ではない、劇場の精神そのものなんだ。神をもっとも大切に思う人間がファシズムに賛同することはない」。
5月6日、リマス・トゥミナスはヴァフタンゴフ劇場を完全に去っている。これより前、ウクライナ文化省を騙る人物がバンデラに関する作品を演出するよう提案する出来事があった。5月16日には、2021年の文化領域におけるロシア政府賞の受賞者からリマス・トゥミナスが外されたことが明らかになった。本措置には首相のミハイル・ミシュスチンが署名している。


5月22日

15.32.
ウクライナ国立オペラ劇場は活動を再開。Euronewsが報道。5月21日、キエフの劇場で『セビリアの理髪師』が演じられた。同作はウクライナにおける軍事行動の勃発後初めての国立オペラ劇場の舞台での上演となった。オペラ団員たちの大部分が帰国したことにより可能となった。空襲の際に観客が防空壕に避難できるように、チケット1000枚のうち販売されるのは300枚だけである。近日中は、上演は休日の日中に行なわれる予定である。


5月21日

19.00.
ウクライナ人映画監督のセルゲイ・ロズニツァは、映画芸術における功績が認められ、フランス文化賞を受賞し、ロシア文化の全面的なボイコットに反対する発言を行なった。詳細はリンク先を参照


5月20日

19.00.
リマス・トゥミナスはイスラエルのGesher Theaterで演出を手掛ける。『セヴェル〔北〕/リアル』紙(ロシア国内で外国エージェントと指定)で彼自身が語った。「長いこと声をかけてもらっていて、演出家エヴゲーニー・アリエの死後、現在彼らは苦境にあるため、彼らを助けるため応じようと決めました。秋には、かつてゴルドーニ劇場でヘンリック・イプセンの『幽霊』を上演したヴェネツィアにいき、さらに彼らとともにローマ、パリをはじめとした様々な都市に行く予定です」。リマス・トゥミナスの計画には、2023年春のトビリシでの上演やその他にもプロジェクトがあるようだが、その詳細はまだ演出家は明らかにしていない。
2月にリマス・トゥミナスは健康上の理由から〔ロシアから〕ヴィリニュスに出国しており、〔ヴァフタンゴフ劇場の〕運営権限を同劇場ディレクターのキリル・クロークに移譲していた。3月初旬には、ヴィリニュス小劇場が創設者〔リマス・トゥミナス〕との雇用契約の解消を発表していた。5月6日、リマス・トゥミナスはヴァフタンゴフ劇場を完全に去っている。これより前、ウクライナ文化省を騙る人物がバンデラに関する作品を演出するよう提案する出来事があった。5月16日には、2021年の文化領域におけるロシア政府賞の受賞者からリマス・トゥミナスが外されたことが明らかになった。本措置には首相のミハイル・ミシュスチンが署名している。



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