ロシア演劇界タイムライン(2022年2月24日-)13ヶ月目

凡例

タイムラインはテアトル誌を踏襲し、時系列を遡る形で記している(新しい情報が上)。

訳者による割注は〔〕で記している。

戯曲、小説、上演等の作品タイトルは内容を確認できていない場合、仮置きの日本語訳を記している。

人名におけるアクセントの音引きは、基本的には表記しない。

【概要】はこちら
【第1週】はこちら
【第2週】はこちら
【第3週】はこちら
【第4週】はこちら
【第5週】はこちら
【第6週】はこちら
【第7週】はこちら
【第8週】はこちら
【第9週】はこちら
【第10週】はこちら
【第11週】はこちら
【第12週】はこちら
【第13週】はこちら
【4ヶ月目】はこちら
【5ヶ月目】はこちら
【6ヶ月目】はこちら
【7ヶ月目】はこちら
【8ヶ月目】はこちら
【9ヶ月目】はこちら
【10ヶ月目】はこちら
【11ヶ月目】はこちら
【12ヶ月目】はこちら

 

 

ロシア演劇界タイムライン(2022年2月24日-)13ヶ月目

Театр.誌原文(13ヶ月目)

(翻訳:伊藤愉)

▶︎公開:2023年3月28日00:50
▶︎更新:2023年4月4日01:23


2月24日、テアトル誌はウクライナ領の状況に関連するタイムラインの記録を開始した。

*Roscomnadzor(ロシア連邦通信・IT・マスメディア監督庁、Federal Service for Supervision of Communications, Information Technology and Mass Media)はロシア軍によるウクライナ各都市への砲撃やウクライナ民間人の犠牲関する情報、および進行中の作戦を攻撃・侵略・宣戦布告と呼ぶ資料は現実に即していないとみなしている。


編集部は週ごとのタイムラインを月ごとのタイムラインに切り替えることに決めた。だが、私たちは近いうちにこうしたタイムラインを公開する必要がまったくなくなることを望んでおり、それを信じている。


3月24日

14:07.
アラ・マニロヴァは文化省のポストを早期退職する。文化省副大臣アラ・マニロヴァが早期に職を辞することに関しては「Fontanka.ru」紙が、ペテルブルグ市政府内部の情報源および「文化省に近い」人々の言葉を引きながら報じている。フォンタンカ紙によると、辞職に関する書類には、すでに3月22日にミハイル・ミシュスチン首相が署名したという。マニロヴァは文化省副大臣に2012年に任命され、現在の任期は2023年夏までだった。
マニロヴァはペテルブルグの主要な美術館の一つで要職につくのではないかと噂されており、一説によると、ロシア美術館のトップに就任するといわれている。35年に亘ってロシア美術館を率いていたヴラジミル・グセフは2月初頭に同美術館の名誉会長となり、総館長ポストは現時点で空席となっている。
ここ数ヶ月、ロシア国内のいくつかの主要美術館でトップの交代が相次いでいる。2月9日にはゼリフィラ・トレグロヴァが2015年から務めていたトレチヤコフ美術館総館長を辞職。3月20日には10年に亘ってプーシキン美術館を率いていたマリーナ・ロシャクが館長の辞職願を提出し、同ポストにはエリザヴェタ・リハチョヴァが任命された。


3月23日

15:40.
ロシア・アカデミー青年劇場(RAMT)は、マケエフカからの巡業にくるドネツク人民共和国アカデミー青年劇場の「グランド・ツアー」による上演を告知。「ロスコンツェルト」がロシアの9都市(チュメニ、クルガン、エカテリンブルグ、カメンスク=ウラリスキー、ニジニ・タギル、セロフ、ペルヴォウラリスク、レヴダ、モスクワ)でのドネツク人民共和国アカデミー青年劇場の上演を企画した。「グランド・ツアー」開始から数ヶ月を経て、マケエフカの劇場はロシア・アカデミー青年劇場の小舞台で2作品を上演することになる。4月1日にはエカテリナ・グジョマの戯曲『父に関する真実のすべて(«Вся правда о моём отце»)』に基づいた『たまさかの人(«Случайного человека»)』が上演される。同作は2022年11月11日nにマリウポリで初演をむかえていた。同劇作家は、テキストが彼女の同意なしに用いられていると主張している。4月2日には、同劇場は、ウルリッヒ・ハブが大洪水のときの3匹のペンギンの冒険を描いた戯曲『8時に箱舟で』に基づく作品を上演する。


3月21日

19:36.
俳優のドミトリー・ナザロフが軍の信用失墜に関する調書をとられる。「モスクワ」通信社が報じた。トヴェルスコイ地区裁判所は、チェーホフ記念モスクワ芸術座を解雇された俳優に対して軍の信用失墜(第20条3.3項)に関わる行政法違反で手続きに入った。1月14日、反戦的な立場を公にしていたドミトリー・ナザロフとその妻で女優のオリガ・ヴァシリエヴァは、チェーホフ記念モスクワ芸術座を解雇されていた。劇場芸術監督のコンスタンチン・ハベンスキーが同書類にサインした。

16:10.
ウクライナでの戦闘行為が続くこの1年の間、モスクワの俳優たちはおよそ150回軍人たちの前で上演を行なった。
モスクワ市文化局局長アレクサンドル・キボフスキーがタス通信のプレス・カンファレンスで述べた。彼によれば、3月17日から27日に、風刺劇場、「ソヴレメンニク」劇場、タガンカ劇場、プーシキン劇場、モスソヴィエト劇場の俳優たちは戦地の軍人たちが治療を受けているモスクワ郊外の病院や療養所で上演を行なったという。またキボフスキーは、モスクワの各劇場はマリウポリの倒壊した劇場の再建に1600万ルーブル以上の寄付を行なった。
同局長はとりわけ前線での俳優の巡業を企画した「モスコンツェルト」の活動について述べた。タス通信はキボフスキーの言葉を次のように引用している。「彼らは同地を訪れ、銃撃の中でどのように演じることができたのか。指揮官たちが無線機のスイッチを入れ、兵士たちは前線から曲をリクエストし、そして俳優たちは防弾塁の中で演じ、歌いました。そしてこれは敵から100メートルの距離にもある、すべての前線まで[中継で]届けられました。(中略)そしていまこの時も「モスコンツェルト」から我々の仲間たちが同地に派遣されているのです」。


3月20日

19:34.
マリーナ・ロシャクがプーシキン美術館館長の辞職願を提出。
RBC紙が内部の情報源を引用しながら報じた。同紙によれば、後任にはシュセフ建築博物館を6年に亘って率いていたエリザヴェタ・リハチョヴァがつくという。ゼリフィラ・トレグロヴァがトレチヤコフ美術館を離れたのと同時に、ロシャクの解雇という噂が出ていた。ロシャクのプーシキン美術館での任期は4月2日までだった。


3月18日

16:00.
2016年の「ゴールデン・マスク賞」を受賞したボリショイ劇場のキリル・セレブレンニコフ演出バレエ『現代の英雄』は、5月5,6,7日に新舞台での上演を予定されていたが、理由の説明なしに、エドワード・クルーグ(Эдвард Клюг)の『巨匠とマルガリータ』に変更となった。変更はボリショイ劇場のサイトで告知された。


3月17日

14:00.
本日3月17日、「ゴールデン・マスク賞」で3月28日にモスクワで予定されていたレンソヴィエト劇場の『紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見』が上演されないことが明らかになった。「ゴールデン・マスク賞」運営が劇場からの公式書簡を引用して伝えた。レンソヴィエト劇場は劇場外での上演会場のレンタルに関係した技術的問題だと述べている。
我々〔テアトル誌編集部〕は劇場トップのラリサ・ルピアンとヴァレリー・グラツコフスキーとコンタクトを取ることができた。彼らはツアー中止の技術的理由を認めつつ、審査員たちがペテルブルグを訪れ、彼らのレンソヴィエト劇場で観劇し評価を下すことを話し合っていると述べた。「ゴールデン・マスク賞」の広報担当はこの情報を認めた。
昨年の「ゴールデン・マスク賞」でも、ボリス・パヴロヴィチ演出『ユディト』が中止されていた。


3月14日

2:43.
3月24日、リガ・ユダヤ・コミュニティでアルトゥル・ソロモノフの悲喜劇『我々はいかにヨシフ・ヴァサリオノヴィチ〔・スターリン〕を葬ったか』の朗読が行なわれた。同劇作家がSNSで報告した。朗読には以下のように、プロの俳優のほか、ジャーナリストや社会活動家らも参加した。アントン・ドーリン*、キリル・ナブトフ、アンナ・モンガイト*、シャミル・ハマトフ、タチヤナ・ルカシェンコヴァ、アナトリー・フェチン、マクシム・テルレツキー。主役は、アレクサンドル・フィリペンコが演じた。
3月4日に悲喜劇『我々はいかにヨシフ・ヴァサリオノヴィチを葬ったか』はフィリプ・グリゴリヤン演出でベルリンで上演された。スターリン役はニキータ・ククシキン。また3月8日にはテルアビブでソロモノフの同戯曲がアナトリー・ベールイを主役にすえ、『12人の登場人物のためのコンサート』という形式で上演されている。
*ロシア司法省が外国エージェントに認定


3月13日

12:00.
演出家のフセヴォロド・リソフスキーがロシアを出国。本誌の情報によると、彼は本日エレバンに発った。3月12日、リソフスキーは二度目となる特別留置所「サハロヴォ」での15日間の勾留から釈放された。
2月10日に、公務執行妨害(行政法第19条3項)の罪で15日間の勾留、2月25日に、特別留置所を出たところで再び拘束され、同じ罪状でさらに15日間の勾留が言い渡された。これ以前にもリソフスキーはロシア軍の信用失墜の罪で罰金刑を受けていた。


3月12日

15:00
演出家のフセヴォロド・リソフスキーが、二度目となる特別留置所「サハロヴォ」での15日間の勾留から釈放された。
2月10日にリソフスキーは公務執行妨害の罪状(行政法第19条3項)で15日間勾留となり、彼の芝居に参加していた俳優のイヴァン・アニシモフも同じく拘束された。2月25日には、特別留置所から出たところで、再び拘束され、同罪状でさらに15日間が言い渡された。これ以前には、リソフスキーはロシア軍の信用失墜の罪で罰金刑を受けている。
演出家の逮捕を受けて「Transformer」プロジェクトは、3月2日、キャバレー演劇『ゴミ捨て場の歌、あるいはただ黙っていろ(«Мусорные песни или только не говори о ней»)』が上演されないこと、上演に向けてクラウド・ファンディングで集められた資金は寄付者に全て返金されること、同プロジェクト実現のために結成されたグループ「フロニキ(«Хроники»)」は解散することを発表した。


3月10日

16:00.
ユーリー・ブトゥトフがヴィリニュス・オールド・シアター(旧リトアニア・ロシア・ドラマ劇場)で演出を手がける。リトアニアのポータル・サイトbernardinai.lt でのインタビューで、同劇場の芸術監督オリガ・ポレヴィコヴァとの協働に関する話し合いは、パンデミック以前の3年半前からすでに行なわれていたが、ようやく演出に関する合意に至ったという。
制作される作品に関しては、詳細は明らかになっていない。インタビューの中で同演出家は、シェイクスピアにする考えはあるが、具体的な素材はまだ選んでいないと説明している。「劇場に立ち、その精神を感じる必要がある……。タイトルが私たちを選ぶのであって、その逆ではないと確信している」。初演の日時は示されていないが、稽古期間は非常に長く、4ヶ月ほどに及ぶことが明らかになっている。
2022年11月にユーリー・ブトゥソフはヴァフタンゴフ劇場の主任演出家を解雇された。その際、ブトゥソフがロシアから出国していることが明らかになった。


3月9日

21:35.
ジョージア人作家タムタ・メラシヴィリはモスクワの独立系劇場「ソソの娘たち」に、ジョージア・アブハジア紛争を扱ったメラシヴィリの同名の書籍に基づくジェニャ・ベルコヴィチの作品『数え歌』の上演再開を許可。ベルコヴィチが自身のSNSに投稿した。「1年前、タムタはロシアでこの作品を上演することを禁止しましたが、現在は許可されています。(中略)私たちにはいままさに『数え歌』が私たち自身に必要なんです」。直近は、4月19日20日、モスクワの小劇場「ヴヌトリ(内側で)」で上演される。
2022年3月にメラシヴィリは『数え歌』の上演を禁止し、これがモスクワで同作品が上演される最後となっていた。同年の夏に彼女はロシア国外での上演を許可したが、ロシア国内での上演禁止は今日この日まで続いていた。

17:47.
リヤ・アヘドジャコヴァは、彼女が出演する最後の上演が生涯をともにした劇場のレパートリーから外された後に寄せられた、彼女を支持する数千の手紙に感謝を述べ、「ソヴレメンニク」劇場に別れを告げるオープンレターを記した。
本レターはポータル・サイト「フリー・スペース(Свободное пространство)」上で公開された。同サイトは、キリル・セレブレンニコフとともにリヤ・メドジドヴナ〔・アヘドジャコヴァ〕を支持する手紙を募り、それを彼女に届けた『ノーヴァヤ・ガゼータ』紙の設計サービスである。これらの手紙は15,000通以上にのぼった。同女優は、ウクライナ、ベラルーシ、バルト三国、カザフスタン、グルジア、アルメニア、スイス、アメリカ、カナダ、ドイツ、イスラエル、セルビア、ロシアはモスクワ、サンクトペテルブルク、サマラ、ヤクート、ウラル、シベリア……などからの手紙を読んだと記している。「これほどまでの愛情、共感、敬愛が溢れたことはこれまでの人生でありませんでした! 世界中から、みんなが私のお客さんたちが書いてきてくれたのです」と彼女は書いている。
また、アヘドジャコヴァが45年以上も働いてきた「ソヴレメンニク」劇場で彼女の身に起きたことを語ってもいる。「ここ最近はほとんど自分の劇場で出演していませんでした。私の新作『最初のパン』は「ソヴレメンニク」の新しい芸術監督の着任とともに中止となりました。またガリーナ・ボリソヴナ・ヴォルチェクの忘れ形見である伝説的な作品『険しい道筋』はほったらかしで、言及されることもなく、忘れ去れました。実に30年(!)の間、この作品は初演のときよりも、はるかにアクチュアルになっていった作品がです。おかしくないでしょうか。まして、この作品は劇場を満席にしてきたのです。ギンズブルグが込めた意味を、演出家のヴォルチェクと俳優たちが新たな力で燃え上がらせたのです」。2月初めには、リヤ・メドジドヴナ〔・アヘドジャコヴァ〕によれば、「ソヴレメンニク」劇場ディレクターのユーリー・クラヴェツから電話があり、「愛すべき劇場の舞台から女優アヘドジャコヴァの排除を求める投書が殺到した」、「〔モスクワ市〕文化局は私をレパートリーから外すという彼の決定を支持し、2月13日に『ジン・ゲーム』に出演する必要はない、変更になった」と言われたという。
「私は自分の舞台に別れを告げる時間もありませんでした」とリヤ・アヘドジャコヴァはオープン・レターを結んでいる。「私の大切な愛すべき舞台、あなたは私が愛し、大切にし、尊敬する人々に告白し、その愛を伝える機会を与えてくれた。素晴らしい劇作家たち! 素晴らしい演出家たち! 素晴らしい共演者たち! 私がボグダン・スプトカとキエフのフランク劇場でゴーゴリの『昔気質の地主たち』に出演したとき、彼は私に言いました。「舞台に挨拶をするんだ。きっと助けてくれるよ」と。それから、キエフのその舞台に立つときに、私は毎回こう言っていたんです、「こんにちは、舞台さん。あなたを失望させないように頑張るね」と」。


3月6日

10:07.
アンドレイ・ノヴァショフが「フェイク法」違反で矯正労働の判決。
クズバス〔ケメロヴォ州〕のルドニチヌィ地区裁判所はケメロヴォ州のジャーナリストでテアトル誌の執筆者でもあるアンドレイ・ノヴァショフに対して、「ロシア軍の行動に関する虚偽情報の意図的な拡散」(ロシア連邦法第207条3項1号)の判決を言い渡した。同ジャーナリストは、8ヶ月の矯正労働と1年間の執筆活動の禁止を言い渡された。


3月1日

14:00.
ロシア陸軍劇場の正面に「#我々はともにある ZVO(«#мывместе ZVO»)」というオブジェが設置される。ZVOという文字の下には「勝利のために«za победу»」、「真実に力は宿る(«сила в правде»)」、「勇敢な人々」と書かれている。本誌編集部は劇場責任者とコンタクトを取ることができず、劇場の前の本オブジェを誰が設置したのか判断できない。
これまでモスクワのなかで、劇場ファサードにZの文字を掲げていた唯一の劇場はヴラジミル・マシコフ率いるオレグ・タバコフ劇場だった。同劇場のバナーは2022年3月に設置された。


2月28日

12:00.
モスクワ市裁判所は演出家フセヴォロド・リソフスキーの控訴を棄却。2月25日、行政法第19条3項違反で特別留置所「サハロヴァ」で15日間勾留から釈放された直後、同罪で15日間の勾留となった。
同演出家の娘のエヴァは公聴会でのリソフスキーと判事とのやりとりをSNSに投稿した。
「リソフスキー:過去700年、あらゆる認知活動の最も重要な道具の一つが、「オッカムの剃刀」でした。この原理は、少し言葉を変えると、意味するところは、もっとも信憑性の低い根拠は……、
スミナ判事(言葉を遮って):フセヴォロド・エドゥアルドヴィチ〔・リソフスキー〕さん、発言を止めざるを得ません。本題に入りましょう。
リソフスキー:わかりました。ちょうどそうしようと……
スミナ判事(言葉を遮って):あなたが判決を控訴しようとする根拠はなんでしょうか。実体法あるいは手続法の規範をどのように違反しているのですか。大勢の聴衆がいるこの場で発言したいのはわかりますが。
リソフスキー:1分半だけお願いします。つまり、もっとも信憑性の低い根拠は除外すべきです。私が特別留置所を出た直後に、言いようのない気持ちにとらわれ、5人の警官を口汚く罵り、彼らを突き飛ばしたという状況らしいですが。そして、人通りの多い公共の場所、つまり留置所の玄関口にいる警官たちもまた私の為人を暴いてやろうという情熱にとらわれていたと。まさに、この説明がたしかなものだと思えないのです。だから「オッカムの剃刀」の原理に従うならば、この根拠は除外すべきなのです。しかし一方で、もし裁判所のなすべきことが真実を確定することではなく、つまり、認知活動と呼ぶことができないのであれば、「オッカムの剃刀」の原理は無視されるのでしょう。私からは以上です。
スミナ判事:ありがとうございます。お座りください」


2月25日

17:30.
演出家のフセヴォロド・リソフスキーが、15日間の勾留後も特別収容所から釈放されず。
「父は特別留置所から出してもらえなかった。現時点で再び高速された可能性がある」とリソフスキーの娘のエヴァがSNSに書き込んでいる。2月10日にリソフスキーは公務執行妨害の罪状(行政法第19条3項)で15日間勾留となり、彼の芝居に参加していた俳優のイヴァン・アニシモフも同じく拘束された。これ以前にも、ブレヒトのテキストに基づくアンチ・ファシスト野外劇を上演した際、同演出家はこれまで3回拘束されている。



Comments

Leave a Comment